タオバオ、事業再編で臨む課題
2011.07.07
「淘宝(タオバオ)」の事業再編後、3社の経営をそれぞれ独自に進めることで、「淘宝商城」、「一淘網」の業界における地位向上につながると、アイリサーチでは分析している。例えばB2Cプラットフォームの「淘宝商城」では、淘宝網にまつわる「露店商」といったイメージを払拭し、「高品質」という特徴を全面に押し出すことで、ブランド店舗の加盟とサービスの向上が期待できる。「一淘網」は、「淘宝」と切り離さされた独立会社という立場になることで、将来的に淘宝以外の企業との提携も視野に入れることができるうえ、「淘宝」への新たなトラフィックの呼び込み口としても、重要な役割を果たすであろう。「淘宝網」もまた、既存のC2Cプラットフォーム上で、新たな試みやプロモーションを展開していくことになろう。
分割後:「淘宝網」、「淘宝商城」、「一淘網」の3社が直面する「サービスの統合」という難問
現在の状況に照らし合わせてみれば、今回の事業再編が、会社の長期的な発展にとって最適な選択であったことは疑いようもない事実である。また、「淘宝商城」と「一淘網」が今後発展してゆくために、「淘宝網」の持つリソースを取り入れる必要があるのは明白な事実である。一社としての経営体系と比較すると、「淘宝網」、「淘宝商城」と「一淘網」の3社に分割した後は、サービス提携の度合いや効率といった面で、互いに影響を及ぼしあうことは避けられないであろう。

事業再編を経て、3社が今後ビジネスを拡大していく上で、「サービスの統合」が最大の課題となってくる。なかでも「淘宝商城」に関しては、「淘宝網」ユーザをいかにして引き込むか、加盟店を呼び込むかが課題となってくる。アイリサーチ社のモニタリングデータによると、2011年4月の「淘宝商城」の月間ユニークユーザ数は1.14億人にとどまるのに対して、「淘宝網」では2.17億人となっている。また、「一淘網」に関しては、いかにして公平中立な第三者の立場を貫き、外部のB2Cショッピングサイト、コミュニティサイト等と提携し、外部のネットトラフィック情報を統合していくかが、早急に対処すべき課題であるといえる。
当ページ内容は、弊社親会社である中国アイリサーチ社日本語版ホームページからの転載となります。
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